1. |
解体
04:54
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解体
おおきいものを 解体している
それがなんだったのか 忘れてしまったが
たよりない足場に 簡単なヘルメット
ロボットの手は借りずに
ここまでやってきた
突然にはじまり どこまでも続いていく
かと思いきや 突然におわる
なにかおおきいものを
解体している
それがなんだったのか
忘れてしまった
どうやら達成した あずかりしらぬところで
目的はなんなのか 知らされもせずに
慣れとは程遠い 力に突き動かされ
まさか 痛みなんかじゃない
立てるのが その証拠さ
なにかおおきいものを
解体している
それがなんだったのか
忘れてしまった
なにかおおきいものを
解体している
それがなんだったのか
忘れてしまった
We can’t go back to the place we were before in this world we have no place to go...
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2. |
アーリーサマー
03:38
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アーリーサマー
遠回りだとか ばか言え
私は歩きたかった
朽ちたひまわりの首が
白い太陽に向かい 項垂れてた
塀と塀との間の
わずかな隙間にアザミ
毒毒しい赤紫
けなげにも 根を張り
早すぎた夏 長引くだろうか
今年も 終われ 終われとつなぐ 朝が
あなたの腕は 砂場に
置き忘れたままだった
誰か続きを掘るでしょう
または 山をつくるでしょう
本気で汗を流して
いつも完成させないで
私はそれでよかった
なんのためと 言われても
夕まぐれに 長い影が迎えに来たとき
抱きしめて 連れて出して欲しかった
戻れないのは まずいのに
I don’t know where to go without you
I don’t know where to go
But I never gonna try again to change my way, Lord
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3. |
心臓抜き
05:40
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心臓抜き
吐く息は だいぶ 白かった
石畳には うすぐもり
巨大な街に 明るい うろ
一人になれば こんなに
欲深いと知れた
まだ眠ったままの きみを残し
悪夢で双六してあそぶ
恋をしたようだ
心 抜かれたようだ
恋をしたようだ
心 抜かれた
もっとまともな話がしたいと
思うけど
言葉に
閉じこもる ばかりの俺は
ページを繰る音を染み込ます
部屋の壁や 珈琲の水面に
恋だ これはそうだ
身体 おいてきぼった
恋をしたようだ
心 抜かれたかった
不機嫌を理解して 反応するセンサー
臆病になれたことが
嬉しいなんて
俺に近づきすぎないで
俺に近づきすぎないで
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4. |
A.N.G.E.L feat.川本真琴
04:20
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A.N.G.E.L
居残り組は御乱心
アクセス不能の愛なのよ
あくせく働く 脳内
表出しないだけ まだまし
浅く枕に沈む指
目の前で泣かれるたびに
焦れた膝を 擦り合わせ
表情だけでは 疑わしい
He doesn't love you like I love you.
The world doesn't love you like I love you.
短いスプーンですくった
ぬくいマーブルの甘い液
かつて太陽だった星
無事に光れてる きみの爪先
ローラーコースターくらいに
落ちることにもやがて 慣れ
楽しめてる楽しめてるって
端的に イカれてる
He doesn't love you like I love you.
The world doesn't love you like I love you. He doesn't love you like I love you.
The world loves you like I love you.
“I wanna feel the heat with somebody”
“Take me out tonight
Take me anywhere, I don’t care I don’t care, I don’t care”
でも あいつらうらやましいの
あいつら うらやましいの?
あいつらうらやましいの
あいつら うらやましいの?
あいつら?
唯一は きみの居場所でも
天国でもないことを 知ってたよ
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5. |
まるい窓
04:10
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まるい窓
二人のような一人 一人のような二人
誓うより別れを 結んだ
不安はそこかしこで
囀る鳥を真似て
ぼくの頭上を 旋回している
夜の水平線
睨む目を盗み
傷を縫い止める
細い月で
何をか知ろう まるい窓に
横顔添わす きみのピアス
三連流そう はじく指先
暗い海底に 沈むピアノ
二人のようなぼくは 一人のきみと半分
奪い合って 生きていたかった
平行の時間に それぞれ乗り込めば
取りつく島もない、と 鳥が哭く
ぼくの心臓と 入れ替えようと
こっそり 刻んだ×があった
凝る言葉は 毒になる
吹雪だ
腕はたたんでしまえ
何をか知ろう まるい窓に
泡となり消えた 人魚の歌
恋しがるべき 我が涙かな
鬼の間に間に 呻く両手
まるい窓に
横顔添わす きみのピアス
三連流そう はじく指先
暗い海底に 沈むピアノ
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6. |
呪詛
03:02
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呪詛
オカルト言語 人間もどき
スローター列島 ゆらめく階層
泡を掴んで はしから逃がし
この世はつねの 住処にあらず
ノートの真ん中を切開
綴じ目へと滲みこます
いつも声は届かない
青白い血に冷えた空
虹をかけるための放水
錆びた古いホースを潰し
光仕掛けのごまかし
半覚醒半睡の庭
寝首でも なんでも掻けよ
胴はそもそも 繋がってない
飛び降りを逆再生にして
きみはやっと ここに立ってた
失うには老いすぎて
選ぶには若すぎる
夜明けなどもう 来なくていい
あの星と 交信がしたい
is it in my head?
ニュースを伝えて
櫓も櫂も 立たぬ 海へと
kick it in the head
ニュー・スピークで
目も耳も きかぬ 闇へと
戦術をとる 消滅の戦術をとる
できるだけ深く 俺は潜る
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7. |
ワンダーウォール（album ver.)
04:26
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ワンダーウォール
こんなこともあろうかと
最初に囲っておいた
ただ自分であるために
世界はあまりに過酷
俺は全然冷静じゃないさ
遅い早い流行り廃りを追う
体力なんてあったっけな?
決して越えられない壁に
守られて暮らしている
日常をひきちぎれば
延命チューブはたわむ
俺は全然冷静じゃないさ
胸のど真ん中を巣食う
生きることよりも強く
きみの身体を 這い上がる
夜に爪は剥がれてく
きみの身体を 這い上がる
夜に爪は剥がれてく
不在は 愛し抜くほど
存在を 呆気なくする
何も信じられなくても
手が止まらない理由だよ
大丈夫なわけないさ
何故 痛みばかり 受け入れる?
無二の親友のように
複雑さとは 組むしかない
朝はまだら 顔隠し
猥雑さとは 別れない
人はまばら 踊ってる
きみの身体を 這い回る
夜に爪は 剥がれてく
きみの身体を 這い上がる
夜に爪は 剥がれてく
You’re my wonder You’re my wonderwall
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8. |
大人はわかってくれない
04:14
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大人はわかってくれない
大人はわかってくれない
隠しごと 忘れる時があること
どうしてって 言われても
後ろめたくないんだよ 本当は
大人はわかってくれない
閉まった扉の 先があること
帰るよって 呼ばれても
従ってるふりを してるだけ
時空を歪めて 未来から来た
片付けしなくてもいい
オモチャ たくさん持って
役立たずなんて 誰にも言わせない
大人はわかってくれない
与えるだけで した気になられても
鳥より高く 飛べたって
それ果たして 幸せかな?
0点のテスト 火の輪っかくぐらせて
無限の 可能性へ
つなげない ぼくの丸い手は
時空を超えて 未来から来た
宿題しなくてもいい
なまけものの 卵から
かえったヒナは 誰にも奪われない
役立たずなんて 誰にも言わせない
ひるね としょかん れいぼう かいてきに かくれんぼ
ひるね としょかん れいぼう かいてきに かくれんぼ
大人にわかりはしない
大人はわかってくれない
大人にわかりはしない
大人はわかってくれない
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9. |
LILITH
03:31
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LILITH
あらそいは増えてるようだけど
本音でしゃべるようになっただけ
こぼれたミルク マグのひび割れ
ほつれた後毛は そのままで
魔女は毒林檎を 差し出して
少し眠るようにと促す
並んだぼくら ベッドのあなた
きれいだねと 顔を見合わせる
ガラスの天井からの
光はいつもまぶしくて
すべらかな肌を
小麦色に灼いた
向こう側にバスが来たのなら
こっちもすぐに来るよと言った
信じ切っている 人達はいつも
不思議な軽やかさを 纏ってる
12時すぎて魔法はとけても
ボロ着のほうが気楽でいいよ
ぼくらは本当は 動物で
刹那を情熱的に 生きられる
誰とも関係のない
裸足のあなたのうしろを
ついて歩く 街はまだ 危険だから
わがまま 甘えただと立ち止まる
あなたの背中を押したいよ
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ニイマリコ/ルー・ガルー mariko nii / Loupx garoux Tokyo, Japan
シンガーソングライター / DTM初心者
ロックバンドHOMMヨ（2005~/活動休止中）のギター・ヴォーカル
ソロ（2020〜）/音楽プロジェクト Loup
garou(2023〜）
Singer-songwriter / DTM beginner
Guitar and vocals in rock band HOMMヨ (2005~ / inactive)
Solo ( 2020~) / music project Loup garou (2023~)
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